ワトソンとは~行動主義の行動心理学を提唱した人物~
ワトソン(Watson.J.B 1878-1958)は、アメリカの心理学者。
心理学は意識や思考など、客観的に評価できないものを研究対象とするのではなく、客観的な行動で評価すべきものであることを主張した。
この行動主義の立場から行動心理学を提唱。人間の発達は後天的な学習や環境の影響を受け、徐々に形成されるとした。
ワトソンの環境説
発達について、遺伝的要素より環境的要素を重視した。
「発達は、生まれた後の経験という環境的な条件によって決められいく」
環境的要因をコントロールできれば、発達もコントロールできると考えた。
環境的な要因とは
- 好ましい行動のあとにご褒美や賞賛、報酬が得られる
- 好ましくない行動に対し、罰が与えられる
など、外部環境からの働きかけによって起こるフィードバックのこと。
この賞罰の調整とその結果によって、好ましい行動を増やすことも、好ましくない行動を減らすこともでき、結果的に行動の変容をもたらすことができる。
ワトソンの「重要ポイント」
- 行動主義
- 環境説