保育士になるには

保育士試験を一発合格した勉強の仕方と時間管理

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幼い時から淡く保育士にあこがれていたわたし、30代に入ったのをきっかけに保育士免許を取りたいと思うようになりました。

 

平成30年の夏から勉強を始め、後期試験にチャレンジ。働きながらの独学の試験勉強。独自に試験対策計画を立て、無事筆記一発合格しました。合格してからネットを見て、思いのほか何度も試験にチャレンジしているひとが多いことを知って。

 

独自の見解ですが、保育士試験に高い確率で複数教科を一気に合格するには、ちょっと攻略がいります。この記事では、一発合格したわたしが対策した「保育士試験対策」を紹介します。

 

 



保育士試験、一発合格しました。

保育士試験、受けてきました。試験は平成30年後期。

速報では一応全教科合格。速報にミスがなければ、たぶん受かってます。保育士試験の一発合格率は3-5%くらい。どんだけ。

 

疲れた、本当に疲れた。

もうこれ以上絞りだすものもない。

試験の二日間で1~2kg痩せた。

すぐ戻ったけど。そんくらい、自分を出し切りました。

 

いくつか資格はもってますけど、今までで一番難しい資格試験でしたっていうのが正直な感想。

おい、日本。保育士不足ちゃうんかー。

 

一発で受かったけど、「それってもともと勉強できるタイプじゃないの~?」って思ったあなた、わたしの中学~高校の偏差値は30台です。クラスどころか、学年べべでした。大丈夫、わたしで受かるなら、わたし以外のひともきっと受かる。

 



フルタイムで働きながら、お金をかけずに「保育士試験」は合格できるのか。保育士試験チャレンジの経緯

わたしが保育士試験を受けるにあたり、ひとつチャレンジしてみたかったこと。

「フルタイムで働きながら、お金をかけずに「保育士試験」は合格できるのか」

という課題。

 

保育士試験にスムーズに受かるひとは、通信教育や試験対策を受けたり、産休育休の空いた時間を使ったりして受験するひとが多い。だけど、いずれもお金や時間に余裕があるひとしかできない。

 

保育士の資格はほしいなーって思ってたんですけど、子育て中で働き貧乏なわたし、保育学校にいくお金も時間も毛頭なく。受かるかどうかわからない試験に高額な通信教育を申し込む勇気もありませんでした。

 

ネットで調べてわかることは、「保育士試験は難しい」ってことだけ。

 

うーん。でもどうしても資格をとりたい。年いってから後悔とかしたくない。

やっぱり今とっておきたい。

 

どうせ資格にチャレンジするなら、働きながら自分の努力だけでどれくらいできるのかを知りたくて、あえて通信教育とかは使わずにチャレンジしました。それが今回の試験です。

 



独学・初試験で一発合格した勉強方法

試験までの勉強期間は約3か月。一発合格が目標。10月の試験に向け、だいたい7月くらいから着手。

 

フルタイムで働きながら、子育てしながら。という条件での試験勉強でした。厳しい条件だけど、同じような条件で「保育士資格がほしい!」って思っているひとはたくさんいるはず。

 

独学でも、働きながらでも、子育てしながらでも、資格はとれるぜい!っていうのを証明したかったのです。

 

で、まず考えたのが「勉強の進め方」。試験までのスケジューリングです。ほんと限られた時間で勉強するので、しっかり計画をたてることが必要でした。

 

試験に出そうなところにヤマをはる。がむしゃらにただ勉強するのは、非効率です。

 

まず、試験の全体を把握するために、

  • 実際の過去問を解く。
  • 問題集を一冊完全に覚える。

っていうのをやってみました。

 

一回テキスト全部をよんで、過去問を一通りやってみて、以下のような勉強スケジュールをたてました。

 

  • 第1段階:問題集を2冊以上網羅して、基礎知識を詰め込む(1ヶ月)
  • 第2段階:過去問を解いてみて、弱いところを徹底的に復習(1ヶ月)
  • 第3段階:過去問の分析と対策を打つ。山をはる。(テスト直前)

 

それぞれのフェーズごとに、いろいろ目的がありました。

勉強時間はだいたい1日30分から、長い時で3時間とか。がっつり集中してするのではなく、働きながらだったので、スキマ時間を利用して勉強することが多かったです。

 

第1段階:テキスト通読+問題集を1冊網羅して、基礎知識を詰め込む(1ヶ月)

最初の一か月は基礎知識習得を徹底します。

各教科ごとに毎回出されるような、基礎知識を詰め込むんです。

 

保育士試験の出題範囲は広く、予想も難しいのですが、おおよそ毎年問題を出す「傾向」みたいなものが各教科にあります。なおかつ、各教科で頻出される「基礎知識」は、選択肢で出されるので、確実に身につけておくべき。

 

基礎知識を例えれば、

心理学でいうエリクソンやピアジェ、各心理学者の名前や理論。

保育原理でいう保育所保育指針。

教育原理でいう教育基本法や学校教育法。

とか。

この辺は保育士試験を受けるなら、教科ごとに絶対覚えておくべき基礎知識。こういうのを徹底的に習得しとく。

 

これをふまえて勉強はじめの1か月は、テキストを通読してから、徹底して問題集を解きました。その辺の本屋に数千円で売ってるやつ。問題集はすべての問題の解説欄の内容を覚えるまでやり込みます。基礎知識を定着させるんです。

 

このあたりでなんとなく、「この教科はこういうことを求められるんだな」ってのがわかるようになってきます。

 

勉強する時間は、移動時間や待ち時間、寝る前の時間などを活用して勉強をすすめました。時間管理が命だったので、今週はここまで、あと3日以内にここまで消化する、とか細かい目標設定してましたね。

 

第2段階:過去問を解いてみて、弱いところを徹底的に復習(1ヶ月)

一度基礎知識ができたところで、プレテストをしてみます。いわゆる模試試験。保育士試験って模試試験してくれる業者少ないんですよ。だから、模試試験は過去問を代用。過去問は模試試験用にして、普段の勉強用の問題解きは問題集だけを使ってました。

 

で、プレテストでだいたいの自分の点数がわかる。6割とれてない教科は、しっかり頭にはいってないやつ。この段階で自分の弱い基礎知識を徹底的に固めます。基礎知識の地固めです。

 

プレテストで6割とれなかった弱い教科の問題集を繰り返し解いて、テキストに戻る。1か月以内にプレテストですべて6割以上とれるようになりました。

 

ここでやっと全教科の基礎知識固めが終了。だいぶ疲れる。

 

第3段階:過去問の分析と対策を打つ。山をはる。(テスト直前)

基礎知識固めがおわったら、過去問の分析をします。ここ、すごく大事なんです。

 

わたしの予想ですが、保育士試験の各教科の出題傾向には特徴と差があります。なので、たぶん各教科ごとに、問題作成しているひとは違う人なんじゃないか。ある程度共通点はあれど、各教科の特徴はあると思うんです。

 

となると、各教科ごとに「どんな問題を責めてくるのか」を分析することが大事。ただやみくもに過去問だけ解いていても、自分が勉強してなかったところを出題されると点を落とすので。

 

最近は保育士試験テキストに各教科ごとの分析と出題傾向を詳しく掲載してくれているのもあるので、すごく役立ちました。このテキストは各教科ごとの出題傾向もしっかり記載されていたので、すごく活用しました。

各教科の例年出題された項目、傾向が詳しく掲載されてます。これ、ヤマをはるのにすごい役だった。テキストや、問題集に端っこに書かれているような「テスト対策ポイント」みたいなのに従って、テキストにのってない情報は自分で調べて勉強します。あと、ちゃんと時代に沿って、保育に関するニュースをしっかりとらえているかはテストされると思うので、直近1~2年で話題になった「時事問題」にもフォーカスします。

 

「やまをはる」作業。今年の出題傾向を予測して、テキストや問題集にない分野も頭にいれとく。これ、すごく大事なんですよ。

 

例えば、

  • 「子どもの食と栄養」・・・「日本人の食事摂取基準」、「食事バランスガイド」等。頻出だけどどこをだしてくるかわからないので、一回くらいさっと読んでおきたい。
  • 「教育原理」・・・文部科学省から発信される、いじめや体罰の問題、教育の傾向(教育振興基本計画、生きる力 etc。10問しかないので、1問でも多く取りたい。傾向がつかみやすいので、このあたりをおさえておきたい。
  • 全教科における「災害時」に関する問題。災害が多くなっており、これは必須。今後頻出すると思う。

とか。

各教科ごとに、教科書には詳しくのっていないけど、知っておいたほうが良い情報、その時代に応じたトレンドな情報は分析して、目を通しておきます。

 

この辺は、やまを当てれたら点稼ぎになるので、手を抜きません。

ちなみにわたしはこの年、トレンドとして

  • いじめ
  • 体罰
  • 災害
  • 新「幼稚園教育要領」の改訂(2018年施行)
  • 保育所保育指針の主な改定部分

はマークしてました。

 

テキストや問題集にはがっつりのってないので、文部科学省の発信と、保育所保育指針の災害時対応等は目を通してました。過去にさほど出題されていなくても、近年問題視されてきつつある教育課題なので、出題される可能性があると思ったからです。あと、改定された法律や指針などは要注意。今年は災害系の問題が結構出てました。保育所保育指針の改定された箇所も結構でてましたね。基礎知識以外に、今後もこれらの「時代に応じた問題」は、出題してくると思います。

 



保育士試験一発合格の合格率は3~5%。難関突破のコツ

 

幅広く「あ、これ知ってる!」間隔が大事。トレンドやHOTなニュースもつかんでおこう!

保育士試験を受けてみて、すごく感じたことがあります。保育士試験は、範囲が広いけど選択問題。つまり、「あ、なんかこれ知ってる」って感覚が点を取るきっかけになる。「なんか知ってる」がすごく大事になる試験です。逆をいえば、「そんなとこ出すか」っていうくらい、テキストでうすーく読んだとこ、なんか昔テレビな見たような気がするみたいなとこを出してきたりします。

 

あとは、とにかくトレンド。改正された法律、指針。教育・保育業界のホットなニュースや課題、時代背景(グローバル化、災害の増加etc)で点を稼ぐ。これを抑えたら教科によっては2~3問解ける。20問中の12問、10問中の6問が解けたらいいんです。なんとなく知ってて、選べたらOK。

 

頻出される基礎知識は覚えて当たり前、でもそれだけで合格させないのが保育士試験。

 

全体的な印象ですが、例年だされる基礎知識や誰でも解けるサービス問題で5割。残り5割はトレンドや「そんなの教科書載ってたっけ?」レベルの、思ってもみないとこを出してきます。基礎知識で50点取れても、残り半分はテキストに載ってない、もしくはテキストの隅の方に書いている浅い情報から出してきたり。

 

例年出題されるような基礎知識を覚えておくのはすごく大事なんですけど、それ以外にひろーい範囲で、「あ、これってこっちだったんじゃない?」っていう選択材料をどれだけ知っているかが合格のキーになる。つまり、どれだけその教科を広い範囲で情報を読み込んだのかが大事。テキストだけでなく、WEBからの情報も得ておきたい。

 

確実にすくない回数で合格したいなら、テキストだけでは無理で、テキストを読み込んだうえで、出題傾向に関連する情報を自分でWEBから収集しとく必要があるんです。

 

必須で出題される基礎知識以外は、単語を丸暗記しなくてもいい。ニュアンスでもいい。選択問題を選択する材料として、知っているようにしましょう。テキストは最低1回は通読、余裕があるなら、2~3回は通読して。全体をしっておくことが大事だからです。問題集は解説をすべて理解するくらいの気持ちで、テキストや問題集に載っていない情報はWEBから収集します。意地悪な教科は、だいたい1~2割くらいテキストに載ってなさそうな情報を出してきたりしますね。

 

だいたいどの教科も、毎年出されている同じ問題ばかりは出さないんです。心理学でいえばピアジェとエリクソンの理論は必須ですが、それ以外の理論家はランダムに出題されます。教育原理では教育基本法と学校教育法は頻出ですが、それ以外の法律はランダムに出題されます。ランダムなとこはどこを出されるかわからないので、広く全体的に「なんとなく読んだことあるぞ!」って感覚が生死をわけることになる。

 

あ、これ読んだことある!が合否を分けるポイントになってくる。だから、たくさん広い範囲でテキストや関連情報を読み込むことが大事です。

 

丸暗記系はゴロで覚えろ。時間を有効活用

人名と理論や、ややこしい法律の内容(必置職種とか、児童福祉施設のこども一人当たり何平米必要かとか)は、いちいちすべてを丸暗記していては時間が足りません。

 

この辺は自分が覚えやすいゴロを作って、頭のなかで〇〇=△△、みたいな紐づけを丸暗記します。

 

例えば、

  • 留岡幸助=「家にとめよか?」

・・・非行少年の感化学校を運営。手に負えない非行少年に声かけ「家のとめよか?」

 

  • ルソー=「エミール」

・・・ルソーはエミちゃんが好き。

 

みたいな風に。

インパクトあるゴロならなおよし。試験当日に頭に残ってたらいいですから。

印象薄くて覚えるのが難しい数字系、人名系はゴロを活用しましょう。

 

効率的に「保育士試験」を受かるために。

保育士筆記試験の合格率は、例年10~20%と決して高い数字ではありません。合格組の半数以上は再試験組なので、一発合格で受かるひとは、3~5%と言われています。とても難関な合格率ですが、受かったひとがいるってことは、合格できる「コツ」があるんです。

 

大切なことは、がむしゃらに勉強するのではなく、試験を分析して傾向を知り、対策をしっかり打つこと。みなさんの大切な時間と努力を、ぜひ効率的にして、確実に合格してもらいたい。

 



手のかかる試験分析と対策、いわゆる「やまをはる」作業を省きたいなら

わたしは通信教育を受けていません。一度自力でやってみたかったし、お金をいかに使わずに資格をとるかっていうのに命を懸けていたので。っていうかかけるお金がなかった。

 

でも、通信教育がけして否定的なものなわけじゃなくて、やはり受けれるなら受けたほうが良いにこしたほうがいいです。っていうのも、カンタンに言えば通信教育は、いわゆる試験の分析や傾向を調べる「やまを張る」作業を、代行してくれるわけなので、負担がすごく減るから。上で書いた「第3段階:過去問の分析と対策を打つ。山をはる。(テスト直前)」の部分の作業ですね。

 

通信教育や試験対策学校は、「今年はここ出してくるぞ!」っていうのを独自に調べて、徹底的にトレーニングしてくれる。通信教育や通学教育を受けないなら、わたしみたいに、それを自分でしないといけない。大変です。独学との差ですね。

 

法改正したとことか、改定された指針や、文部科学省が強く発信してるとことか、先生たちが調べて教えてくれるわけで、その分勉強に集中できるっていう最高のメリットがあります。

 

しいてデメリットをいうなら、通信教育や通学したからといって、

  • 確実に受かるわけではない
  • お金が高い

ってこと。

 

ある程度、通信教育にお金が出せて、極力試験分析の手間を省きたい、分析が苦手だけど早く受かりたいってひとは、通信教育や通学制度を利用したほうが確実だと思います。というか、受けれるなら受けた方が良いに越したことはないけどね。

 

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