保育士になりたい人のためのサイト

保育士ハック

保育の心理学

3分で読める:ヴィゴツキーの【発達の最近接領域】とカンタン理論

投稿日:

 



ヴィゴツキーとは

ヴィゴツキー(レフ・セミョノヴィチ・ヴィゴツキー Vygotsuky.L.S 1896-1934)は、旧ソ連の心理学者。37歳という若さでなくなるまで、「児童の言語・思考の発達」を研究し続けた人物です。。

 

ヴィゴツキーは、子どもの発達を周囲との関わりのなかでとらえ、そのなかでも、言語の習得を重視しました。彼の発達理論で有名なものに、「発達の最近接領域」があります。

 

 



外言と内言とは

子どもは言葉を話せるようになると、自分以外の人とその言葉を使ってコミュニケーションをとるようになります。他者とコミュニケーションをとるための音声言語を「外言」と言います。

 

幼児期後期になると、子どもはひとりごとのようなつぶやきをひとりで話すようになります。このひとりごとを「自己中心語」といいます。この時期には、それまで他者と話すために使っていた外言が、徐々に自分の思考過程の言葉である「内言」に移行していく段階になります。

 

知能の発達=内言の発達

ヴィゴツキーは、知能の発達に関して、内言の獲得が大きく影響をきたすと述べました。

 

子どもは内言を習得していくことで、ことばを思考の道具として使いこなせるようになり、黙読できるようになります。小学校低学年ではほぼ内言を使いこなすことはできないものの、小学校3~4年生以降くらいには内言が完成し、自分の頭のなかで思考することができるようになります。

 



精神間機能と精神内機能

こどもが言葉を習得して他者とコミュニケーションをとることを「精神間機能」、口では話さず、頭の中で思考過程に用いられる言語を「精神内機能」といいます。

 

ヴィゴツキーは、言葉の発達とは、人と話す「精神間機能」から、自分の頭の中だけで使う「精神内機能」へ向かうとしました。

 



ヴィゴツキーの発達理論「発達の最近接領域」

ヴィゴツキーは、子どもの発達と教育の関係性を説いた「発達の最近接領域」について述べています。

 

発達の最近接領域とは

子どもは何か課題があるとき、先生や親、ともだちからヒントをもらいつつ、課題を解決する力がつくようになってきます。最初は自分ひとりで解決できなくても、ちょっとしたヒントや助言でできるようになったりするものです。

 

ここまでなら自分ひとりでできる、けどこれ以上はアドバイスやヒントがないとできない。

子どもが一人でできる限界と、援助があれば成し遂げられるこの境界を、「発達の最近接領域と言います。

 

 

ヴィゴツキーは子ども個別の「発達の最近接領域」を理解することは、教育上とても重要であるとしています。

 

子ども一人でできる限界を知り、適切な援助で発達を助ける。

保育や教育において、子どもの発達を助けるには「発達の最近接領域」を理解しておくことが大切です。

 



ヴィゴツキーおすすめBOOKS

 

-保育の心理学
-

Copyright© 保育士ハック , 2019 All Rights Reserved.