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合計特殊出生率:日本は現在はどれくらい?世界のランキングも

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保育士試験には、頻繁に「合計特殊出生率」について出題されます。合計特殊出生率とは、一人の女性が一生のうちに出産する子どもの予測数のこと。今日の保健衛生・少子化問題を理解するうえで、合計特殊出生率の理解は必須です。

この記事では、試験対策のポイントもふまえ、合計特殊出生率について詳しくまとめています。

 



合計特殊出生率とは~未来の人口を示す重要な数値~

合計特殊出生率とは、一人の女性が一生のうちに出産するであろう予測数。厳密にいうと「15歳~49歳の女性の年齢別出生率を合計したもの」です。この数値をもとに将来の人口が推測できます。

 

日本の人口を維持していくためには、2.07の出生率が必要と言われていますが、1975年(昭和50年)に2.0を下回ってから低下傾向で少子化となり、将来的に人口が減っていくことが予測されています。

 



日本の合計特殊出生率~時代の変化で見る出生率~

日本の合計特殊出生率は、1975年以降2.0を上回ることなく低迷し続け、少子化問題が深刻化しています。

 

  • 日本の合計特殊出生率のグラフ

By Aporon999 [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons

画像引用:ウィキペディア「合計特殊出生率」

 

  • 1947年以降の合計特殊出生率の数値
「1947年以降の合計特殊出生率」表を表示

 

1947年の4.54をピークに年々低下を続け、2005年には最低値の1.26をたたき出しています。その後少し改善を見せるも、近年では1.4前後をうろうろしている状態です。人口維持に必要な2.07には程遠く、このままでは生まれるより死亡する人数のほうが上回ってしまい、結果的に日本の人口が減少していくことを意味します。

 

このまま人口が減り続けるようでは国家の危機。この状況を鑑み、1994年に「今後の子育て支援のための施策の基本的な方向性について」(エンゼルプラン)が打ち出され、1999年には、「重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画」(新エンゼルプラン)を策定されています。その後、2004年には「少子化社会対策大網に基づく具体的な実施計画について」(こども・子育て応援プラン)が施策されています。

その他子育て支援の流れは、以下のような変遷をとげています。

「少子化問題と子育て支援の変遷」表を表示

人口の減少から少子化問題が浮き彫りになり、働き方や子育て支援に関する様々な法律が改定されていきました。合計特殊出生率は日本の法律や政治にも影響をきたす重要な数字であることがわかります。

 

参考

内閣府:国の取り組み「これまでの少子化対策の取組」

 



世界の合計特殊出生率はどうなっているの?

日本では低下し続けている合計特殊出生率。他国ではどうなっているんでしょうか。

Countriesbyfertilityrate

By Supaman89 [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) or GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], from Wikimedia Commons

画像引用:ウィキペディア「合計特殊出生率」

上の画像、左下の色別に分けられた数字が各国の合計特殊出生率。先進国は青色で表示されている国が多く、合計特殊出生率が低いことがわかります。

 

「他国の合計特殊出生率:上位順」表を表示

情報参考:ウィキペディア「国の合計特殊出生率」

一見、発展途上国の合計特殊出生率が高く人口の増加がうかがえるデータですが、実際アフリカなど発展途上国では合計特殊出生率は高いものの、貧困等が原因で衛生状態や栄養状態が悪く、乳児死亡率も高い問題もあります。先進国では乳児死亡率が低く、合計特殊出生率も低い特徴があります。ノルウェーやスウェーデンなど、福利厚生や福祉が充実している国でも、合計特殊出生率は2を超えていません。日本は世界の中でも、圧倒的に合計特殊出生率が低い国でもあります。

 



試験でおさえておきたい「合計特殊出生率」のポイント

保育士試験はもちろん、合計特殊出生率は看護師試験や保健師試験など、医療・福祉分野では必ずと言っていいほど試験範囲になる項目です。合計特殊出生率の試験対策をするにあたり、以下の項目は必ず理解しておくようにしておきましょう。

 

定義

合計特殊出生率の定義「一人の女性が一生のうちに出産する子どもの予測数」であることは理解しておきましょう。

合計特殊出生率の目標

合計特殊出生率はいくらあれば国は正常に人口を保つことができるのか。人口を維持していくためには、2.07の合計特殊出生率が必要とされています。2.07以下である場合、人工は減り続け、国として縮小していくことになります。

近年の傾向

合計特殊出生率は、近年どれくらいの数値で経過しているのか。最新の状態を理解しているかどうかは、試験で問われやすい部分でもあるので、直近10年くらいの数字の動きは理解しておきましょう。

世界との比較

発展途上国と先進国の合計特殊出生率の違いや、乳児死亡率など人口に影響するデータについては理解しておきましょう。また世界からみた日本の合計特殊出生率、人口変遷の特徴なども重要です。

 

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